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作業療法(OT)について

[2022.06.01]

作業療法(Occupational Therapy)ってなに?

リハビリには理学療法、作業療法、言語聴覚療法と3つ種類があります。

初めて聞いた方や、何が違うのかわからないという方も多いと思いますので

今回は作業療法(OT)についてお話したいと思います。

 

作業療法と聞くと「手のリハビリ」というイメージを持つ方も

いるかもしれませんが、実はそうではありません。

作業療法の“作業”とは生活で行う活動のことを指していて

作業療法士は生活の中で困っている作業(活動)を支援します。

また、訓練内容として作業活動を行うことが多いことも特徴です。

 

こどもにとっての作業

“作業”の活動内容に関しては年齢、生活状況、健康状態などによって人それぞれでは

ありますが、ライフステージによって中心になる活動は大まかに分けられます。

お子さんにとっての“作業”は主に

「生活する(力をつける)こと」「遊ぶこと」「学ぶこと」です。

下の図のように、それぞれの作業にはいろいろな要素が含まれています。

 

 

 

作業療法が対象となる主な困り事

作業療法に来るお子さんに多い困り事や相談事をまとめました。

お子さんが生活をする上で行う活動に関して困っている事の相談が中心ですが

お子さん本人だけでなく、ご家庭で家族の方や園や学校の先生など

お子さんに関わる方の困り事や、相談をうかがうことも多いです。

 

 

作業療法ではなにをするの?

はじめにお伝えしたように、作業療法では活動を通して訓練します。

そのため一見遊んでいるだけに見えるかもしれませんが

お子さんにとっては大切な作業であり、そのことが良い訓練になります。

お子さんが「楽しかった」「うまくできた」という気持ちになることや

そのことをご家族やお友達、先生など周りの方とその経験を共有することが

お子さんの成長にはとても大切なことになります。

月に数回の訓練だけではお子さんの支援は十分ではないと思いますが

訓練の時に「うまくできた」という成功体験をたくさん経験してもらい

そのことが自信となって、訓練以外の生活の場でも色々なことに挑戦して

良い経験がたくさんできるように支援できればと思います。

また、園や学校などお子さんに関わる方々と連携を取って支援を考えていきます。

 

 

生活の中で心配なことがありましたら、些細なことでもよいのでご相談ください。

お子さんがたくさんの良い経験ができるように関わり、さらにご家族の方や

園や学校などでお子さんに関わる方々とも様々なことを共有してお子さんの成長を

支援できるような存在になりたいと思います。

 
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