小児リハビリテーション
どんなときに相談すればいいでしょうか?
お子さんの運動や言葉の発達について気軽にご相談ください。
乳児期 (入園前くらいまでのお子さん)
・歩くのが遅い
・ことばが出ない
・歩き方が変な気がする
・お座りが不安定
・ハイハイができない
・転びやすい
・接し方がわからない
など発育が心配なお子さん
幼児期 (入園後~就学前のお子さん)
・ことばの遅れ
・手先が不器用
・運動が不器用
・身の回りのことが上手にできない
・落ち着きがない
・気持ちの切り替えが難しい
・こだわりが強い
・集団場面でトラブルが多い
・ことばの発音がはっきりしない
など発達が気になるお子さん、就学に向けて訓練を受けたいお子さん
家庭や園生活でどのように対応したらいいか困っているお子さん
学童期 (就学後のお子さん)
・落ち着いて授業を受けられない
・トラブルが多い
・勉強が難しい
・空気が読めない
・手先や運動の不器用さがある
・忘れ物が多い
など学校生活での困り感が強いお子さん
リハビリテーションにはどんな種類がありますか?
リハビリテーションには、理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3種類があり、それぞれお子さんの必要性に合わせて実施します。
いずれの療法も、まずはどんなところが苦手か、リハビリテーションで関われるところがあるかを評価し、通院の頻度や目標を決めて開始します。
理学療法(PT)
首が座る、寝返りする、立ち上がる、歩くといった体全体の運動発達がゆっくりなお子さん、もともとのご病気で体の動きがスムーズでない(麻痺や運動制限がある)お子さんに対して関わります。
発達を促すような運動の練習、体を動かしやすくするためのストレッチや筋力トレーニングなどを中心に行います。必要に応じて靴や装具の相談なども可能です。
赤ちゃんの運動を促すアドバイスや、靴の選び方なども行っています。
作業療法(OT)
手先が不器用なお子さん、運動の苦手なお子さん、体のバランスがとりにくいお子さん、落着きがない、切り替えが難しいなど行動面の特徴から集団活動が難しいお子さんに主に関わります。
運動の練習、手先の練習を中心に行います。また、活動を通して切り替えの練習や、集中ができるように促します。道具や部屋などの環境の整えたり関わり方について助言したりすることもできます。
言語聴覚療法(ST)
言葉の発達がゆっくり、発音が苦手、人とのコミュニケーションが苦手なお子さん、学習がうまくできないお子さんに関わります。
ことばの成長やコミュニケーションを促すために、言葉の理解度や、様々な能力の得意不得意を確認し、関わり方の助言や、お子さんに合った学習方法、環境について助言することができます。
発音の苦手さや吃音(発声のしづらさ)がある場合は、定期的にお会いして練習や環境の調整をすることがあります。
いずれの療法も、まずはどんなところが苦手か、リハビリテーションで関われるところがあるか、を評価し、通院の頻度や目標を決めて開始します。
また、ご家庭や学校、園など、お子さんが過ごす生活の中での関わりについても相談し、毎日の生活の中でも、よりお子さんが成長し、自信を持てるようにします。