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神経発達症(発達障害)について

神経発達症(発達障害)って何ですか?

“生まれつきの能力(=特性)のため、日常生活が大変なこと”

と考えています。

 

特性は、

視線が合いにくい、空気が読めない、こだわりが強い、大きな音が苦手、同じことを繰り返すのが好き、

動きが多い、突然動き始める、話が止まらない、集中力がない、片付けができない、忘れ物が多い、

など、さまざまです。

 

これらの特性が、いくつかセットになると、自閉症スペクトラム(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)といった神経発達症(発達障害)(※)が疑われます。

※ちなみに、神経発達症より、発達障害の方が聞きなれている方が多いと思います。どちらも同じですが、本ページでは、より新しい呼び方である“神経発達症”を主に使います。

 

 

神経発達症(発達障害)の原因は何ですか?

原因を解明するため、世界中で研究がなされています。

現時点では、人が生まれつき持つ脳の機能の問題(脳機能障害)が有力です。

 

 

どのように診断しますか? 

アメリカの精神医学会が発表した診断基準(DSM-5)を使って診断することが多いです。

神経発達症や、自閉症スペクトラムなどの診断名も、DSM-5に準じて使っています。

 

特性がいくつかセットになると神経発達症が疑われます。

たとえば、

人とのコミュニケーションが苦手、こだわりが強い、大きな音が苦手、

なら、ASDが疑われます。

 

ただし、これだけでは特性があるだけです。

最初に書いた通り、神経発達症は、

“生まれつきの能力(=特性)のため、日常生活が大変なこと

が診断の目安です。

 

こだわりのある人はたくさんいます。

環境によっては、こだわったからこそ評価されることもありますよね。

ただ、そのこだわりが周囲の環境と合わないと、生活自体が大変です。

そんなとき、ASDの特性が日常生活を大変にしているので、診断して、周りに特性を理解してもらい、支援してもらおう、

というのが神経発達症における診断の意味です。

 

ですから、診断名という名前を付ける(ラベリングする)のではなく、診断することで支援やみんなの理解につながることが大切です。

 

 

どのように治療しますか?

神経発達症の治療は、

“お子さんの特性をみんなで理解し、成長しやすい環境を整えていく”

“薬できっかけを作る”

と考えています。

 

“お子さんの特性をみんなで理解し、成長しやすい環境を整えていく”

特性が目立ち、周りの環境と合わなくなると、本人も周囲も困り感が増していきます。

困り感が増すと、本人は自信を無くし、新しいことにチャレンジできず、能力が伸びず、余計に特性が目立つ、という負のスパイラルに陥りがちです。

また、周囲もどのように接したらよいかわからず、怒ってしまい、余計に本人の力が発揮しづらくなることもしょっちゅうあります。

 

子どもは必ず成長します。

苦手なことも、段々とできるようになっていきます。

なので、お子さんの成長しやすい環境を整えて、できることを増やし、自信を持ってもらい、さらに新しいことにチャレンジできる、そんな正のスパイラルを作っていくことが、治療の目標です。

そのため、お子さんの能力や特性をみんなで理解し、より良い関りをするためのお手伝いができればと思っています。

 

 

“薬できっかけを作る”

薬は根本的な治療ではありません。

ただ、日常生活上の困り感を減らすためには有用なことがあります。

そして、よいきっかけになることも多く経験します。

 

たとえば、

動きが多い、衝動的に行動してしまう、というADHDのお子さん。

日常生活では、危ないことや失敗ばかりが続くため、本人も自信をなくしていますし、周囲も怒ってばかりで、余裕がなくなっていることが多くあります。

まずは特性の理解と環境調整ですが、なかなか難しい場合があります。

そんなときに、ADHDの薬を使うことで、本人の動きや衝動性がちょっと減る、周りがポジティブな声掛けができる、本人が嬉しくなってさらに良い行動をとる、さらに良い声掛けができる、といった正のスパイラルが作れることがあります。

 

もちろん、最初だけでなく、薬を続けた方が生活しやすいなら、続けてもらいます。

でも、ただ続けているだけでは片手落ちです。

薬によって改善した行動を、きちんと認めてあげること、正のスパイラルが続いていくようにしていきたいと思っています。

 

今後、環境調整やお薬について、もう少し詳しいページを作成して参ります。

 

 

 

 

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