メニュー

成長痛について

[2022.08.23]

子どもが理由もなく足を痛がるとき、「成長痛かも」と言われることがあります。

成長痛とは、子どもの訴える一時的な足の痛みで、生活に支障がなく、腫れや赤みなどがありません。

昔から経験的に判断されており、明確な定義はありません。

 

成長痛を考える目安としては、以下のポイントがあります。

 

・3~5歳の幼児に多い(小学校低学年まで訴えることはある)

・夕方から夜間に一時的に痛みを訴え、次の日には症状なくなっている

・不定期に出現する。

・膝周囲を痛がることが多い

・病院を受診した時には症状がない

・圧痛、腫脹などの異常所見を認めない

 

上の目安に大体当てはまれば、成長痛の可能性が高いと判断できます。

もし、症状が悪化していく、痛みの頻度が増える、他の症状が出現する、などの場合は、再度相談いただくことをお薦めます。

 

参考)

横井広道 いわゆる成長痛(小児の一過性下肢痛)の診断基準作成の試み 中四整会誌 26,2014

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME