療育(児童発達支援)について
療育とは
療育とは、“障害をもつ児童に対して、治療と教育を並行してすすめいくこと”、と定義されています。
現在は、児童発達支援とほぼ同じ意味で使われています。
対象
神経発達症(発達障害)を含む何らかの障害があり、児童相談所、市町村保健センター、医師等により療育の必要性が認められた児童
※手帳がなくても利用できます
利用方法(医療機関の場合)
①医療機関を受診し、必要性を判断 ⇒ 意見書(診断書)を発行
②意見書を市町村の福祉課等へ提出 ⇒ 受給者証を取得
③相談員と利用施設を相談、見学 ⇒ 支援計画を作成
④施設と契約し、利用開始
支援内容(どんなことするか)
支援内容は施設によって様々です。
送り迎えの日程や時間など、様々な条件で通える場所が限られることもあるので、相談員と相談する必要があります。
児童発達支援(療育)を使うメリットは?
発達支援に療育をおすすめするのは、以下の理由があります。
・個別(1対1)~少人数での関わり
・指導員=発達(特性)の知識がある大人の関わり
・定期的な関わり(週単位)
幼稚園や保育園では、集団生活の経験を積むことができます。
ただ、人数が多いと萎縮してしまったり、自信がなくなってしまったりすることがよくあります。
個別や少人数のグループで、しかも指導員が手厚く介入できる場面なら、集団よりチャレンジしやすく、できたことを自信にしやすい。それが、療育の強みです。
また、一般的には医療機関のリハビリよりも頻度が多いので(週に1回~複数回通う方もいます)、運動だけでなく、コミュニケーションや日常習慣も、何度も繰り返すことで、習得しやすいと考えられます。